オモチャの用語でミントというのがある。英語のMINT。本来の意味は植物のミント。ミントキャンディーとかのスースーするアレだ。
言葉のイメージはスースーする清涼感で、それが「未使用」の切手を指す業界用語?になった。

切手はぼくたちが子供の頃はみんな集めたものだが、今時切手を集めている人っているのだろうか?興味がないので調べないけど。
でもアメリカではいまだにかなりのコレクターがいると思われる。コインなどの貨幣もかなりコレクタブルだ。アメリカのアンティークのショーとか行くと必ず、コインのディーラーってたくさん出店している。もちろんアンティーク全般のイベントだけでなく、コインだけのショーなどもたくさんあると思う。

脱線からの復帰。
で、ミントという言葉は、オモチャコレクターの間でも「未使用」と言う意味で使われる。
未使用箱入だと、MINT IN BOX、ミントインボックス。略してMIB。(メンインブラックではない)
ブリスターの未使用は、MINT ON CARD、ミントオンカード。MOC。
パッケージ全般を指して、MINT IN PACKAGE、ミントインパッケージ、MIP。とも言う。
で、このMINTはパッケージの中のオモチャ自体の状態(未使用)を言ってるのであって、パッケージの状態について言っているわけではない。
パッケージも未使用状態にキレイであれば、MINT IN MINT BOX(MIMB)というような表現になる。MOMCとか、MIMPとか。

ところでブリスターというのは、厚紙の台紙に透明な薄いプラスチックでフィギュアが固定されたようなパッケージをいうが、英語のブリスターBLISTERは、膨らんだ、というような意味で、あの薄いプラスチックがフィギュアの形に合わせて、デコボコに膨らんだ様子から来ているのだと思う。